小梅の日記帳

覚書き、メモ、等々残していくつもりです。

標準化について

統計学では標準化とは、平均が0、分散が1のデータへ変換することを言う。

正規化とも呼ばれる。

この平均0、分散1へ変換出来ることを数学的に確かめたいと思う。

ある確率変数Xについて、母平均をμとすると、期待値は下記の様に表される。

μ = E(X)

\Longleftrightarrow 0 = E(X) - μ

\Longleftrightarrow 0 = E(X - μ)

これより、確率変数X-μの平均は0となることが示せた。

次に、分散について考えてみる。

同様に確率変数X標準偏差\sigmaとして、分散を {\sigma}^2 とすると、分散は下記の様に表される。

{\sigma}^2 = V(X)

\displaystyle \Longleftrightarrow 1 = \frac{V(X)}{{\sigma}^2}

\displaystyle \Longleftrightarrow 1 = V(\frac{X}{\sigma})

これより、確率変数\displaystyle \frac{X}{\sigma}の分散が1となることが示せた。

期待値と分散の加減乗除を理解するだけでも、基本的なことを証明できる様になるので良いと思う。