統計学では標準化とは、平均が0、分散が1のデータへ変換することを言う。
正規化とも呼ばれる。
この平均0、分散1へ変換出来ることを数学的に確かめたいと思う。
ある確率変数について、母平均をとすると、期待値は下記の様に表される。
これより、確率変数の平均は0となることが示せた。
次に、分散について考えてみる。
同様に確率変数の標準偏差をとして、分散を とすると、分散は下記の様に表される。
これより、確率変数の分散が1となることが示せた。
期待値と分散の加減乗除を理解するだけでも、基本的なことを証明できる様になるので良いと思う。